キミと過ごした夏(第一話)


今日は待ちに待った彼女との初デートの日である。しかし、昨晩は緊張のあまり一睡も出来ず見事に寝坊・・・。
慌てて着替えて家を飛び出すたしぎ君は、彼女との待ち合わせ場所へダッシュするのであった。





川*’ー’)「たしぎさんどうしたんだろう・・・遅いなぁ〜」


川*’ー’)「もう待ち合わせ時間も過ぎてるのに・・・」





川*’ー’)「10分経過・・・電話にも出ないしもう帰ろうかな〜」





(たし^Д^)「愛ちゅわ〜〜〜ん!!!お待たせ〜〜〜!」


川*’ー’)「遅い!遅いぞっ!もう待ちくたびれちゃった。」


(たし^Д^)「ゴメン!ゴメン・・・。電車が混んでてさぁ・・・」


川*’ー’)「はぁ?電車が混んでるのは遅刻の理由にはならないでしょ!」


(たし^Д^)「嘘ついてすみません・・・寝坊しました。」





川*’ー’)「信じられんない。初デートにも関わらず寝坊って!」


(たし^Д^)「許して!何でもするから!ねっ?ねっ?」


川*’ー’)「わかった。何でもしてくれるんなら許してあげる。」


(たし^Д^)「よかった〜。じゃ〜あそろそろ行こうか。」


川*’ー’)「うん!」





川*’ー’)「ゆりかもめ来たよ!これに乗るの?」


(たし^Д^)「お台場方面だからあれだね!」


川*’ー’)「お台場なんてプライベートで行くの初めてだな〜」


川*’ー’)「たしぎさんは?」


(たし^Д^)「ボクは2回来た事あるけどね・・・」


川*’ー’)「えっ?誰と来たの?誰と来たの?」


(たし^Д^)「昔の話だからさ・・・って彼女とじゃないからね!」


川*’ー’)「なんか怪しいなぁ〜」


(たし^Д^)「本当だってば!信じて!たしぎさんは嘘は付きません。」



話が途切れてしまった・・・。愛ちゃんは少し神妙な面持ちに変わり黙り込んだ・・・。
朝日が彼女を優しく包み込んだ。ボクはその瞳に見とれてしまい声を失った。





台場駅に着く手前で彼女が沈黙を打ち破った。





川*’ー’)「わたし・・・たしぎさんと永遠の愛をつかみたいんだぁ〜」


川*’ー’)「だからずっと私のことだけ見つめていてくださいね。」


(たし^Д^)「もちろんだよ・・・。」





川*’ー’)「着いたよ!じゃぁ〜!今日はいっぱい楽しみましょうね♪」