リボンの騎士@最前列

早いものでもう一週間が経とうとしおります。でもボクの中ではあの日のキミと過ごした時間のままで時が止まっている状態です。そう27日の千秋楽・・・。神様がくれた宝物。それは千秋楽での最前列と言う最高の座席でした。ヲタ人生を振り返ってもこんな奇跡は経験がありません。
なぜ・・・神様はボクを選んでくれたのか?その意味を求め「リボンの騎士」最終公演をしっかり鑑賞しようと心に決めました。そしてこの日で娘。を卒業してしまう小川麻琴さんを暖かく送り出そうと心から誓いました。


ボクの好きなシーンのひとつにサファイア姫がマルシアさん演じる王妃からブーケの作り方を教えてもらうシーンがあります。あのときの愛ちゃんの表情はとっても柔らかくいつも見とれてしまいます。人は美しいものを見ると心が優しくなれるのでしょう。ボクは愛ちゃんを見ていると優しい気持ちになれます。サファイア姫もあの美しい花を見てとっても素敵な表情を作り出す事ができるのでしょうね。この場面での歌は王妃との掛け合いになるのですが、優しい歌声にただ魅了されるだけです。
ちなみにこのシーンで左側の花道から登場するサファイア姫の風を感じました。ドレス衣装で駆けてくる愛ちゃんが起こした風・・・。それがものすごく心地よかった。欲を言うなら香りも感じたかった・・・。(笑)


ストーリーは進み赤いドレスに亜麻色の髪のカツラを身に付けたサファイアとフランツ王子のダンスシーン・・・。あれはもう圧巻でした。サファイアの指先まで感情がこもっていたように感じ、とても華麗でしなやかなダンスでした。この距離感だともう自分がサファイア姫と踊っている感覚に陥りますね。(爆)


王が死に疑いをかけられたフランツ王子は牢獄へと・・・そこに再び登場する亜麻色の髪の乙女。牢屋からフランツ王子を逃がすシーンなんですがまたもやボクの目の前に愛ちゃんがいる・・・。手の届くほどの距離感です。
フランツ王子の為に馬を用意し見送る場面なんですが・・・。愛ちゃんのとっても切ない表情がボクの心に響きました。亜麻色の乙女を演じているがサファイアであるがゆえのもどかしさだったり・・・。


王の死の真実を知る為、リボンの騎士と扮したサファイアが家臣ナイロンを突き詰める。リボンの騎士は剣をナイロンへと向けた。ここでの愛ちゃんはとってもかっこよかった。勇ましかった。彫れそうでした。(笑)


そして大臣が魔女との取引によって王妃を薬で操りサファイアが女である事を暴く。サファイアは王位を奪われてしまい牢屋へと連れて行かれる。しかしそこで正義感溢れる牢番ピエールとの出会いがありました。しかし、ピエールには「食事に毒を混ぜ殺せ」と言う大臣からの命令が出ていたのですが王妃の一言で心打たれ逃がす事に・・・。


身動きが取れなくなってしまった王妃・・・。困り果てたサファイアのもとへ魔女が現れる。王妃の命を救うとの引き換えにサファイアの女の魂を奪うことになる。このシーンだけは何度見ても泣いてしまいます。大切な人を女として愛せなくなるのですからね・・・。
魔女に魂を奪われ男になったサファイアは大臣に近づくため女に扮する。タレントスカウトのリューとリジィエに連れられ宮殿へ・・・。


そこでシルバーランドへと攻め入ってきたフランツ王子と再会・・・。2人だけの最後の戦いが始まった。ヘケートの見つめる中で剣を交える両者。しかし、サファイアは自らフランツの剣に飛び込んでしまう・・・。最後の力を振り絞って熱い思いをフランツに伝えた。フランツの腕の中でサファイアは息絶える。もうこの時点でおいらの瞳は涙で濡れて前が見えない状態でした。サファイアは教えてくれた。命がけで愛する事の美しさを・・・。


その2人の姿を見たヘケートはサファイアに女の魂を返す。蘇ったサファイアにフランツは永遠の愛を誓った。








たしぎさんも愛ちゃんへの永遠の愛を誓った。